明日からルミナリエが始まりますし気を付けて、お越しください。
2018年12月6日
資料ページを更新いたしました
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「神経の病気」「大人になって手遅れ」の迷信… 斜視は高齢者でも治療可能
眼は両眼でまっすぐの状態が正常ですが、眼の位置の異常を来す病気が斜視です。小児の病気と思われがちですが、大人の斜視も少なくありません。目の位置がずれる方向によって外斜視、内斜視、上下斜視に分類されます。斜視は外見や両眼視機能(両眼で物を見る機能)に異常を来します。両眼視機能が障害されると、片眼でしか見えない、二重に見える、立体感覚や遠近感がなくなるなどの症状が出ます。代表的な斜視には次の種類があります。
《外斜視》
(1) 間欠性外斜視-眼が時々、外向きになる斜視。
(2) 恒常性外斜視-眼が外向きの状態からもどらない斜視。
《内斜視》
(1) 乳児内斜視-生後6ヶ月以内に発症する内斜視。
(2) 基礎型内斜視-年齢とともにずれ方がひどくなっていく内斜視。
(3) 調節性内斜視-遠視に伴う内斜視で、過剰な調節(ピント合わせ)により発症します。
(4) 急性内斜視-突然発症する内斜視でスマートフォンの見過ぎが原因になることがあります。
《麻痺(まひ)性斜視》
頭部疾患(脳出血、脳梗塞、脳腫瘍など)や糖尿病による神経麻痺に伴う斜視
さまざまな病態があり、病態に応じた適切な治療が必要です。治療には手術、プリズム(光を曲げるレンズ)療法、視機能訓練、ボトックス眼筋注射などがあります。程度が重いものは手術、軽いものはプリズム療法をし、視機能訓練、ボトックス眼筋注射はこれらの治療の補助です。手術では眼球を動かす筋肉の位置や長さを調節し、眼の位置を矯正します。小児は全身麻酔で、大人は局所麻酔で行います。
「斜視は神経の病気だから治らない」「子供のころから斜視だから大人になって手遅れ」など、迷信を信じて諦めてしまっている患者さんが多くいます。斜視治療に手遅れはありません。
高齢者でも治療できます。お悩みの方は専門医へのご相談をおすすめします。
※以上の内容は「「神経の病気」「大人になって手遅れ」の迷信… 斜視は高齢者でも治療可能 沖縄県医師会編「命ぐすい耳ぐすい」」を引用しています。
眠たそうな顔…もしかして「眼瞼下垂症」? 治療できます
「眼瞼(がんけん)下垂症」という病気をご存知でしょうか。
読んで字のごとく眼瞼(まぶた)が下垂(垂れ下がる)する病気です。医学的には眼瞼挙筋というまぶたを挙げる筋肉が弱くなり、目を開けることがうまくできない状態を言います。
眼瞼下垂の症状はさまざまです。目を開ける事が難しいため、おでこを使って目を開けようとします。そうすると、常におでこが緊張した状態になり、慢性的に肩こりや頭痛に悩まされます。日中は頑張っておでこの筋肉を使っているので、夕方になると疲れてきて、文字を読むことや車を運転することがとても辛くなります。
眼瞼下垂症の人は常に眠たそうな顔をしています。どんなにたくさん寝てスッキリした状態でも、「あなた眠いの?ちゃんと寝ているの?」などと言われます。まぶたが挙がらないため黒目は半分程度にしかならず、二重の幅も広くなります。おでこを使って目を開けようとしますから、眉毛が普通の人よりも上に位置するようになり、まつげと眉毛の距離が長くなるのが特徴です。沖縄の方言では、この様に眠たそうにしている人のことを「ニーブヤー」というそうですね。
すなわち眼瞼下垂症の人たちは、慢性的な肩こりや頭痛、物をうまく見ることができないという機能的な不自由と、常に眠そうに見られるという整容面で悩まされることになります。
眼瞼下垂症は形成外科で治療ができますし、その多くは保険適応です。
眼瞼下垂症の治療は手術しか方法がありません。
「目は口ほどに物を言う」ということわざがある通り、眼が人に与える印象はとても重要です。私たち形成外科は機能的な面もそうですが、整容面も十分に考慮しながら手術を行います。
ニーブヤーはヤッケーナムン!
その肩こりや頭痛、もしかしたら眼瞼下垂症が原因かもしれませんよ。
一度、形成外科を受信されてはいかがですか?
※以上の内容は「眠たそうな顔…もしかして「眼瞼下垂症」? 治療できます 沖縄県医師会編「命ぐすい耳ぐすい」」を引用しています。